山里のまど

2019年4月より次女が親元離れて徳島の山奥で山村留学をしています。山村留学のことや山の暮らしについて書いてゆきます。

木頭を離れて

父ちゃんです。

2学期入って最初につむちゃんに会いに行った時の話。

9月21~23日の3連休、約1か月ぶりの再会です。

 

父ちゃん学生時代からの友人同士で「キャンプ」に行くということをかれこれ20年以上続けていて、独身者ばかりだったのがいつしか子どもが一人二人と増えてゆき、最大20人を超えるような大所帯の集まりというイヴェントを年に1~2回やっています。

「キャンプ」とカギカッコ付きなのは、最近はほぼテントなど張ることなく屋根も布団も電気もあるような施設でやっているからで、昔の名残というやつです。

つむちゃんは物心つく前から参加していて同学年の女の子もいて、年に数回しか会えない「幼馴染み」が集まるこの会を楽しみにしています。

 

メンバーは関西と中国地方に多く、大体兵庫~広島あたりのエリアでやることが多いのですが、今回はつむちゃん山村留学してるなら、ということで四国となりました。

宿泊地は阿波池田の近くの東みよし町、明石から直だと2時間半で行けるところを、6時に出発して木頭に11時、土佐山田でお昼食べて阿波池田には14時で8時間。

木頭はどこからも遠い、改めて思い知らされます。

 

時間がかかる分、じっくりつむちゃんと話ができる良い機会かな、2学期始まって初めて会うし、とも思ったのですが、話しかけても余り返事がなく車の後部座席でだんまり。

4月に山村留学行ってから初めて会いに行った時は、「こんなに喋るつむちゃん見たことない」と驚くほど饒舌だったのになんだこの変わりようは。 

 

どうやら今回「母ちゃんがいない」ことが不満だったようです。

姉ちゃんが試験前で行けないから母ちゃんも明石に残るということは伝えてあったのですが、納得できないくらい母ちゃん恋しさが募ってきたというのは、2学期に再び親元離れた生活が始まっての色々な気持ちの変化の表れなのかなとも思いました。

1学期は何もかもが初めてで、不安も大きかっただろうけれどそれが楽しさに変わるダイナミズムでちょっとした興奮状態だったのが、2学期は相方のもえちゃんもニュージ

ーランドに帰ってしまって、一人部屋の寮生活。

留学生が一人でも寂しくない!と言ってはいましたが、一人の時間が長いと色々考えることも増えるのでしょう。

普段は学校の友達や結遊館スタッフに囲まれて楽しい日々を過ごしているのでしょうが、1学期の寂しさとはまた違う寂しさを感じているのかなあ。

 

とは言え、テンション低かったのは最初だけで、友達に会えば盛り上がるし旅先のあれこれを楽しんでいたようでした。

乗り物好きのつむちゃんにとっては、大歩危の川下り祖谷温泉のケーブルカーで露天風呂に行くのとかがハイライトだった様子。

ちゅうか、父ちゃんもケーブルカーにおったまげました。

風呂に入るために170mの断崖絶壁下るんて、有名でテレビでも見たことあったけど実際行ってみるとホンマにクレイジーです。

外国人も来ていたけど、「世界中どこにもないもの」を見たくて来たなら間違っていないでしょう。

多少は名の通ったスポットなのでしょうが、それでもはるばる海越えて山越えてここまで来てしまう人は凄いなと思ってしまいます。

 

あと、最終日に行った祖谷の「フォレストアドベンチャー」もスゴいですよ。

つむちゃん怖がりなのに12月に山村留学の見学に来た後でここに来てハマってしまい今回皆で再訪。

宙づりで渓谷越えて叫んできました。

 

3日間、少し違う環境で過ごせて気分転換になったでしょうか?

皆と別れて、再び高知経由で木頭に向かう道中は疲れ果ててずっと寝ていたつむちゃんでした。

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