山里のまど

2019年4月より次女が親元離れて徳島の山奥で山村留学をしています。山村留学のことや山の暮らしについて書いてゆきます。

はじめに

小学5年生の次女「つむちゃん」が2019年4月より、兵庫県明石市の自宅を離れて徳島県那賀町の木頭小学校に山村留学しています。

山村留学について簡単に説明すると、生徒数が少ない僻地の学校に他の地域から期間限定で「転校」する制度です。

子どもの少ない学校にとっては一人でも増えることによって賑わいが生まれ、学校自体の維持にも効果的で、「留学」する子どもにとっては街の環境と全く違う世界を体験できるというのがメリットと言えます。

 

余り広く知られているとは言えないかもしれませんが、過疎という言葉が社会問題になりつつあった昭和の終わり頃から各地で始まっています。

制度の形はその学校ごとそれぞれで、里親形式で地元の家庭にホームステイする場合もあれば、宿舎を提供して親子で暮らしてもらう場合もあります。

木頭小学校の場合は家庭に入るのでなく、寮となる山村留学センターがあって、管理人さんに身の回りのことを世話してもらう形になっています。

それぞれのやり方に一長一短あるのでしょうが、木頭の山村留学センター「結遊館」は子どもたちの主体性を尊重しつつ、山里ならではの体験ができるよう考えてくれて、こどもたちにとって非常に充実した日々を送れているように見えます。

子どもからも「行って良かった」という声を聞きますし、親の目からも向こうで楽しんでいることがよく伝わってくるので、現時点では行かせて良かったと思っています。

そして親である自分も、木頭での色々な行事を楽しんでいますし、山の暮らしという未知の世界に触れることで刺激の多い体験をさせてもらっています。

 

ということで、こんなに面白い制度をもっと多くの人に知ってもらいたいと思ってブログを始めてみました。

木頭での日々、結遊館での活動については結遊館のFacebookページでレポートされているので、自分の方からは親の目から見た子どもの変化や、街の目から見た山里の暮らしなど、印象に残ったことを書いてゆこうかと思います。